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    振袖コラム

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    2021.6.25

    成人式に振袖を着るのはなぜ?どんな意味・歴史があるのかご紹介

    成人式に振袖を着るのはなぜ?どんな意味・歴史があるのかご紹介

    成人式では振袖を着ることが一般的ですが、振袖を着る意味に疑問を感じる方もいるかもしれません。そこで本記事では成人式で振袖を着る理由を振袖の歴史とともにご紹介します。最後まで読んでいただくと成人式のルーツ、振袖の色や柄の意味まで知ることができます。ぜひご参考にしてください。

    なぜ成人式には振袖なのか? 

    振袖はただ見た目が美しいだけではなくさまざまな意味合いと歴史があります。

    振袖が未婚女性の第一礼装だから

    現代の成人式では振袖を着てお祝いをすることが一般的です。明治時代から、未婚女性の第一礼装は振袖とされてきたことが由来と言われています。

    日本では古くより、成人の儀礼をさまざまな形で行われてきました。武家の男子は元服や褌祝(ふんどしいわい)、公家の女子の場合は藻着や結髪などを行い、わかりやすい変化で成人を迎えることで、成人したことを意識させる意味もあったようです。

    関連記事:40代でも未婚なら振袖は着てもいい?振袖のマナーと着用シーンまとめ

    成人式に振袖を着る意味

    冠婚葬祭の冠にあたる部分が成人式で、日本の4大儀式のうちのひとつにあたり人生の節目ともいえるでしょう。普段の装いとは違う華やかな振袖を着ることで、自分が大人になったことを自覚するとともに、家族などへ成長した姿を見せ感謝を伝える意味があります。

    振袖の歴史

    振袖の歴史

    振袖には江戸時代から続く長い歴史があります。どのようにして振袖ができたのかを解説します。

    振袖はなぜ長いのか

    振袖は小袖という袖の短い着物から変化したと言われています。江戸時代の前期から袖の長さが徐々に長くなりました。袖が長くなったひとつの理由は、「舞台上で踊りを披露した際に袖が長いと所作が美しく見える」からと言われています。

    袖の長さは1600年代は55~95cmで、1800年代後半は95~122cm、現在の最も袖が長い大振袖は約114cm。ここ420年間で約20~60cm長くなりました。

    しかし袖の長い振袖は日常生活に使用するのには向いておらず、特別なときの晴れ着として着用されるようになりました。そのため振袖は江戸時代から明治時代にかけて未婚女性の第一正装として浸透しました。        

    「振る」の意味

    日本では古くから「振る」仕草には厄を払う、お清めなどの意味があります。成人式で着用する振袖には身を清めるという意味合いもあります。

    江戸の踊り子が舞台上で、袂(たもと)を前後に振ると求婚拒否、袂を横に振ると求婚を受け入れるの意味で用いられていました。また袖にすがることを哀れみを請う、袖を振ると愛情を表すなど、これらの感情表現の動きを未婚の女性が真似して流行したそうです。なお既婚女性の場合は袖を振る必要がなくなるため、長い袖部分を詰めて短くし、留袖にしていました。

    現代では恋愛において使われる「振る」「振られる」という言い回しありますが、振袖が由来ではないかと言われています。

    昔は男も振袖を着ていた

    振袖の起源は子ども用の小袖である「振り八つ口」と言われています。振り八つ口とは身頃側の袖の端(脇に当たる部分)に開きがある小袖で、熱が逃げやすい構造となっています。男女に関わらず、大人より体が熱くなりやすい子どもが振り八つ口を着用していました。既婚・未婚に関係なく、男子は17歳、女子は19歳までに袖を詰めて脇の開きを塞ぐのが当時の風習でした。

    成人式のルーツ

    成人式は徐々に広まり定着していきました。

    成人式のはじまり

    1946年11月22日に埼玉県蕨市で青年祭(成人式のルーツ)が行われました。第二次世界大戦後で敗戦した日本ですが、未来ある若者たちに希望を持たせるために埼玉県蕨市で行われた青年祭が始まりです。その後日本の政府は青年祭に影響を受け、1949年1月15日を「成人の日」として国民の祝日と定めました。

    成人の日は2000年に1月の第二月曜日へと移動しました。成人式はその名の通り成人したことを祝福します。また自分が成長した姿を自覚し、家族や周りの人たちへ成長した姿を表すための大切な式です。

    地域で成人式の時期が違う理由 

    成人式は開催される地域によって1月ではない場合があります。豪雪地帯では冬以外に開催される地域があります。1月の開催では、振袖のまま大雪の中を移動する不便さや、大雪による交通手段が制限により地元以外に住んでいる人が出席できないという理由により欠席者が増えてしまうからです。そのため、豪雪地域では5月のゴールデンウイークや8月のお盆の時期に成人式を開催し、少しでも出席率を高める取り組みを実施しています。

    一般的に人気な振袖の色は赤、白、青色ですが、夏の成人式の場合は涼しい色の水色・青色などがおすすめです。またアジサイやスイレンなどの花は、初夏や夏のイメージに合うため夏にピッタリでしょう。

    成人式は日本だけのイベント

    成人式は他の国では行われていません。振袖という日本ならではの装いをして20歳のみを集めてお祝いをする成人式は、海外では珍しく関心が高いようです。

    成人式の振袖には意味がある

    成人式の振袖の色や柄によって意味や他者へ与えるイメージが変わります。色や柄の意味合いやイメージを知った上で振袖を選ぶと振袖選びが一層楽しくなります。

    色の意味

    赤色は魔除けの意味合いがあります。太陽や火色であり、神聖な色とされてきました。江戸時代では、病気の子供に回復を願い赤色の寝間着を着せていたそうです。   

    青色は寒色のため涼しげなイメージがあり、冷静さや知性を表します。青色の明るさによっても与える印象が違い、例えば濃い青色は洗練された上品な雰囲気になるでしょう。

    黒色は大人の雰囲気を醸し出し、体のラインを引き締めて見せてくれます。人気色の赤・青・白などに比べると着ている方が少ないため、周りとはあまり被りたくない、違う雰囲気にしたい方は黒色が良いでしょう。

    白色はまっさらであり清純・無垢を表し、肌が色白に美しく見える効果が期待できます。また、新しい始まりや未来を予感させる色でもあるため、20歳の門出にピッタリな色でしょう。

    黄色は明るさや元気さをイメージさせる色です。薄暗い中でもはっきりを見やすい色であるため、平安時代の十二単としても使われました。希望や知性という意味があり、着ているだけで幸福感を与えてくれます。

    紫色は高貴で神秘的な意味があります。聖徳太子が定めた冠位十二階での最高位の色であり、世界でも高貴な色として認識されています。紫の振袖を着ることで大人な雰囲気と優雅さ・気品さを表してくれるでしょう。

    関連記事:色無地の振袖はおしゃれで目立つ!赤や黒、茶色など色無地振袖を紹介

    柄の意味

    は長生きする動物であることから長寿を意味します。また鶴は一度結ばれたら一生離れることはありません。そのため縁起の良い柄として描かれているものが多いです。正月に遊ぶ花札にも描かれています。

    松竹梅は松・竹・梅の3つとも寒さに強く耐えることから、昔から縁起の良い象徴として使われてきました。松は不老長寿、竹は成長、梅は女性の強さを表しています。

    亀甲文は亀の甲羅模様のような6角形です。「鶴は千年、亀は万年」ということわざがあるように、亀は縁起の良いものとされ長寿などを意味します。

    唐草文はツルが力強く伸びていくことから強い生命力を表します。唐草模様は泥棒が使用する風呂敷をイメージしやすいですが、嫁入り道具を包む風呂敷として用いられていたほど縁起の良いものです。

    七宝はしっぽうと読み、仏教で出てくる七つの宝を表しています。円が続いて連鎖していく模様で、人とのつながりの輪や円満、ご縁などを意味します。

    は位が高い花であり長寿を表し、無病息災などを意味します。ちなみに日本の国花のひとつに菊があることから、高貴な花であることが伺えます。

    関連記事:矢絣柄の袴が人気の理由とは?今人気のレトロ柄の種類と意味

         

    まとめ

    本記事ではなぜ成人式には振袖を着るのかを解説しました。成人式に振袖を着る意味を知ると知らないとでは、成人式へ参加する心持ちが少し変わるかもしれません。また振袖の色や柄の意味も併せてご紹介しました。。成人式の振袖について疑問を解消して、一生に一度きりの成人式を大いに楽しんで下さい。

    関連記事:振袖を着る機会は成人式以外ある?さまざまな魅力ある振袖の活用法を紹介

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