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    振袖コラム

    選び方

    2021.6.25

    振袖の生地の種類や特徴、値段相場を解説!染め方の種類や見分け方も

    振袖の生地の種類や特徴、値段相場を解説!染め方の種類や見分け方も

    振袖にはたくさんのカラーや柄が存在しますが、振袖の種類を分けるのはそれだけではありません。振袖は生地や染め方にも違いがあり、それぞれに異なった見た目や着心地、価格等を持っています。振袖の生地について一定の知識を持っておくことで、自分の目的や予算に最適な振袖をチョイスできるでしょう。そのためこの記事では、振袖の生地の種類や見分け方、染め方の種類などを解説します。

    振袖の生地の種類

    ここでは、振袖の記事の種類やそれぞれのメリット・デメリットを解説します。

    正絹

    振袖の生地としてまず挙げられるのが、正絹です。

    正絹とは

    正絹とは蚕の繭から作られる動物性の糸のことです。

    肌と同じたんぱく質でできているため着心地が良く、吸水性にも優れています。

    シルクとも言われ、非常にしっとり滑らかな肌触りが特徴の高級素材です。

    その分、価格は高くなり、レンタルでも最低20万円程度、購入するのであれば50万円程度は予算が必要です。

    正絹のメリット

    正絹のメリットとしては、以下が挙げられます。

    • 保湿性や通気性に優れている
    • 静電気が起きにくい
    • 着心地が良い
    • ボディラインにフィットするため着付けしやすく着崩れしにくい
    • 高級感があり、ハレの日に着る衣装の素材にはピッタリ
    • 光沢や風合いが魅力的

    高級感がある素材であり、機能性にも優れていることが正絹のメリットだと言えるでしょう。

    正絹のデメリット

    一方、正絹のデメリットには以下が挙げられます。

    • 高価になりやすい
    • メンテナンスの手間がかかる

    正絹の振袖を購入するデメリットとしてまず挙げられるのは、高価になりやすい点でしょう。また、正絹は摩擦や紫外線、水などに弱く、保管方法には気を付けなくてはなりません。

    ポリエステル

    振袖の生地としては、ポリエステルも挙げられます。

    ポリエステルとは

    ポリエステルとは、科学的に合成した繊維によって作られた生地です。以前は薄く品質が悪い生地のイメージを持たれていましたが、現在では正絹にも負けないほど高品質になってきています。また、肌触りはさらりと軽く、発色が良いです。また、正絹よりも安価であり、レンタルであれば10万円程度から、購入であれば数十万円程度から見つけられます。

    ポリエステルのメリット

    ポリエステルのメリットは、以下の通りです。

    • 比較的安価で利用できる
    • 品質も悪くないものが多い
    • 水気に強く、自宅でも洗濯可能
    • メンテナンスや保管に手間がかからない

    近年においてはポリエステルでも品質の良い振袖は多く、メンテナンスの手間もかからない点は魅力でしょう。

    ポリエステルのデメリット

    一方でポリエステルのデメリットは、以下の通りです。

    • 通気性や吸湿性に不安がある
    • 静電気が比較的起こりやすい
    • ゴワゴワした着心地が気になることもある
    • 着崩れがしやすい

    ポリエステルの品質が改善されたと言ってもやはり正絹と比較すると通気性や吸湿性に難があり、着崩れがしやすい点などはデメリットだと言えるでしょう。

    振袖の生地と見分け方

    振袖の生地と見分け方

    ここでは、振袖の生地と見分け方を解説します。

    生地の違い

    ここまで説明した通り振袖の生地には正絹とポリエステルがあり、あまり生地に詳しくない方でも両者を触ったりすることで違いを判断することは可能です。正絹100%とポリエステルとでは、生地の滑らかさや発色に大きな違いがあります。

    糸の違い

    振袖の生地に使われている糸にも、違いがあります。例えば、正絹にも外国産の糸と国産の糸の違いがあり、現在では国産の糸だけを使用して国内の工場で作られた正絹の着物は非常に少なくなってきています。この背景には、養蚕農家の高齢化が進み、後継者があまり育っていないことが挙げられます。また、触ったり見たりしただけで国産の糸か外国産の糸かを見極めるのは困難であり、一般的には反物に貼られている以下のシールで判断します。

    • 日本の絹マーク

    日本で製織された白生地や日本で染色された和装品に貼られる

    • 純国産絹マーク

    国産の繭から繰糸した生糸を使用し、国内で製織された白生地や国内で染織された和装品、帯や一般財団法人日本蚕糸会が認めた和装小物に貼られる

    生地の織り方の違い

    振袖の違いとして、生地の織り方も挙げられます。基本的には安価な着物は使用されている糸の本数が少なく、生地が薄いと考えられます。対して、高級な着物は糸の本数が多く、同じ大きさの生地でも重量感があります。ただし、国産絹は外国産よりも重量がないため、重さだけで生地の質を判断してしまうと、間違えてしまうことも十分に考えられます。

    振袖の染め方

    ここでは、振袖の染め方の種類を紹介します。

    インクジェットプリント

    近年流通している振袖の中でも多いのが、インクジェットプリントの振袖です。

    インクジェットプリントとは、生地にプリント印刷する染め方です。

    手染めや型染と異なり、生地の裏が白いことがインクジェットの特徴です。

    仕立てを行った着物は裏地があるため、普段着物を見慣れていない人でなければインクジェットか否かを見分けることは難しいでしょう。

    インクジェットの振袖は比較的安価であり、30~50万円程度が相場でしょう。

    型染

    型染とは、型紙を使って布の上に防染糊を置き、染液で染めて水洗いで糊を落とす染め方です。手作業ならではの個性や風合いが出せますが、1枚の型紙で複数の着物を染められるため、後に紹介する手書きに比べると量産できます。そのため、手染めよりは手頃な価格であり、30~50万円程度でも購入可能です。

    手描染

    手描染とは、1枚1枚の紙に図案を書いて手描きしていく技法です。まず下絵を描いて糸目糊を置き、次に伏せ糊をおいて引き染するなどの工程を1枚1枚手作業で行います。そのためこれまで紹介した染め方と比較すると量産が難しく、55~70万円程度が相場とされています。

    振袖の染め方の見極め方

    ここでは、振袖の染め方を見極める方法を解説します。

    振袖の染め方は見た目で見極められないことも多く、そのために証紙が貼られています。

    京友禅の場合

    京友禅のケースでは、「京友禅証紙」が貼られています。

    京友禅証紙は友禅染の技法で染められた商品が京都産である証であり、製作者の責任の元に貼付されます。

    基本的には友禅染の商品の内、原則として以下の全項目に合致したアイテムに表示が許されます。

    • 和装品(協議会の承認を受ければ洋装品やインテリア品も可)
    • 絹織物
    • 京友禅協同組合連合会加盟組合傘下の組合員によって製作された
    • 主たる製作工程が京都地区内で行なわれた
    • 他産地や国外で加工されていない

    また、京都工芸染匠協同組合の組合員が手描き染めした着物には「京手描友禅証書」が貼られます。

    具体的には、以下の条件を全てクリアする必要があります。

    • 京都工芸染匠協同組合の組合員が手描き染めした
    • 染色工程が京都や京都近郊でなされている
    • 主要工程が京手描友禅で作られている
    • 素材には日本国内でおられた絹織物を使っている
    • 染匠がプロデュースし、京友禅の衣装と京手描き友禅の加工技術を駆使している

    加賀友禅の場合

    加賀友禅の作品には、「加賀友禅証紙」が貼付されます。

    赤と紫、緑の3種類があり、それぞれ以下を対象としています。

    • 赤……手描染
    • 紫……板場(型染)
    • 緑……合繊

    加賀友禅証紙は、類似品の防止と品質保持を目的として加賀友禅の着物や関連製品に表示されます。

    まとめ

    振袖の生地には正絹とポリエステルの2つがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

    また生地だけでなく使用されている糸や染め方などによっても、価格や見た目、着心地などが異なっています。振袖の染め方を見極めることは一般人には困難であるため、各組合が発行している証紙の貼付の有無を確認することで、上質な着物を見極められるでしょう。